プログラム実行開始後のルール

「エントリー」の時間は、フェイズ開始に先立ち最初にP.Cに味方する「アバター」と呼ばれる攻撃キャラクターをステージ上に招喚しておく重要な過程である。テリトリーは文字通り、各々のP.Cが印づけている縄張りとなるため、相手に攻撃されないよう常に保護しておく必要がある。そのため、まずは全員、各々の山札をまんべんなくシャッフルし、上から3枚(分類はどれでもOK)をエスコーター(フェイズ中にシールドのような役割を果たす)とし、さらに3枚引いて手札としてから、自分のP.Cを示すカード「通行証」を山札の一番上に置く。次に各々、山札の中から必ず「このカードをエントリー」と書かれたアバターカードを一枚抜き出し、グラウンド・ゼロ(円の中)に出す。全ての分類のアバターカードに共通して、通し番号「No.001」を与えられているカードを「エントリーアバター」という。このエントリーアバターはフェイズ開始後、最初に出撃しなければならないアバターカードでもある。

なお、團治郎のエントリーアバター「アスタロト2」は招喚した後に♦︎1を消費するだけでルナプログラムを起動できるが、起動後、実行場所の空には常に月が出るので、その分「メビウス(∞マークが目印)」の能力を持ったカードを無限に使い回すことが可能となっている。アスタロト2もメビウスを持つカードの一つである。

↑通行証(一例)

全員がフェイズ前に準備すべきアイテム(回復、護符)を購入する時間「プレ・フェイズ」が終了すると、第1フェイズの時間になる。全員はそれぞれのエントリーアバターを一斉にグラウンド・ゼロからステージ上へ「出撃」させてフェイズを開始する。ダイヤチップはそれを勝ち上がる度に10個ずつ貯まっていく。「フェイズ」とはプログラム実行中に展開される戦闘のことで全5フェイズあり、それらを最後までクリアーして生き残ったP.Cが、ドダレバチから「神からの報い」というランダムの報酬を獲得すると勝利となる。つまりはバトルロワイヤル方式である。第4フェイズからは実行場所の範囲が狭まり、各々のターン数も二つ減る。

プログラムは以下の順番で進行する。