梅田團治郎

Danjiro Umeda / うめだ だんじろう

暗黒毒蛾剣士〈毒蛾D〉

CV:宮内賢三

Profile

主人公。11歳の時に己の出自を知って「羅刹崇拝」に目覚め、去勢手術を受けて「暗黒鉄血の毒蛾」を名乗る剣士となった怪しい青年。去勢後の一人称は「私」、二人称は「貴方」。無線通信では〈毒蛾D〉というコードネームを名乗り、一般市民の間でもこの名で呼ばれている。梅田の地下8000m地点にある異界〈血淵〉に咲いた一輪の黒蓮華から生まれた恐るべき能力を持つ人間〈鬼子〉の一人であり、「梅田團治郎」という名前はその世界の住人たちが最高神と崇めていた地獄の大帝・閻魔へ捧げる生贄にされた時、神官であった四足歩行黒蛇がつけた名前。

プライドと名声と綺麗事が大嫌い。元々は生きる糧を得る為に放浪の旅をしていたが、生贄としての任務を完遂した直後、難波豹吉に養父を殺され非常に冷酷な復讐鬼(鬼子だけに)と化し、神になることを目論む豹吉を倒して彼の組織した暗黙社会「NAYUTA」から人々を救済し、世界の本質を浮き彫りにする為、大阪の街で独り暗躍する。

初期の愛車はデコトラの「口虚山車(うそだし)」(由来は味の素の「ほんだし」)で、後のアスタロト・カードにあたる花札の「芒に月」を使って召喚していたが、生贄最後の任務の直前に白戸家の最側近だった中村鋭二から武器改造の目的で何度も略奪され、物語開始時点では生贄任務中に血淵の「雨の海」を流れていた明治時代の花札(たまたまそこに派遣されていた行原博士が拾得し「鬼の鉄血」を仕込んだもの)を持っていた。モデルは日産ディーゼルが製造していた大型トラック・Cシリーズ。ほとんど、敵を轢いたり破壊光線で撃つなどして殲滅するために使った。多くの物語で彼が運転する地下鉄車両「UMD-1518」に乗り換えるのは実は1978年から。

桜橋交差点付近の自宅「穴蔵」は、もともと高度経済成長の時代に建てられた名門バレエ学校「エコール・ド・シニュー」の旧校舎であり、長ドスと養父からのお小遣いを持った團治郎がひっそりとその地下スタジオに棲み着いたため、学校は急きょ東住吉区の辺鄙な住宅地に移転する羽目になってしまう。しかし、皮肉なことに高度経済成長期で文明が崩壊しているため、辺鄙どころか駅前まで送迎する乗合バスが運行されているほどの利便性がある公営団地「住吉フェアリー団地」を発見、その低層階にある商店街の一角を確保することに成功した。なお、地下スタジオはたまに生贄時代の親友であった籔内徹のために開放しているが、実際には一度も彼本人が現れたことはなく、結果的にぼっち。

学者やマスコミが人間であることを頑なに否定するほどの驚異的な知能(IQ802)を持つが、NAYUTA以前に稼働していた暗黙社会「ZERO-ABOUT」から虐げられていたマレー半島航空社長の息子アレクサンダーを庇った際、彼を殺そうとしたZERO-ABOUT代表の前でパンツ一丁になり、人間であることを強く証明したのが18歳の時。

武器は月のエネルギーの自然憑依によって様々な能力を使える長ドス「北乃鬼真宗」。背中の巨大な赤いマフラー(本人いわく“毒蛾の羽”)で縦横無尽に自在に空を飛べる。また、傍らに浮かんでいるトランジスタ仕掛けの陰陽玉「翌檜」は腕輪の人工知能「LILAS(リラ)」から指示を送ると相手に向けて妨害電波を発射する。