梅田團治郎

Danjiro Umeda / うめだ だんじろう

暗黒毒蛾剣士

About

Profile

架空アニメーション映画『梅田黙示録シリーズ』(1976-)の実質的主人公。11歳の時に己の出自を知って「羅刹崇拝」に目覚め、去勢手術を受けて「暗黒鉄血の毒蛾」を名乗る剣士となった怪しい青年。去勢後の一人称は「私」、二人称は「貴方」。無線通信では〈毒蛾D〉というコードネームを名乗り、名目上の主人公たちの間でもこの名で呼ばれている。梅田の地下8000m地点にある異界〈血淵〉に咲いた一輪の黒蓮華から生まれた恐るべき能力を持つ人間〈鬼子〉の一人であり、「梅田團治郎」という名前はその世界の住人たちが最高神と崇めていた地獄の大帝・閻魔へ捧げる生贄にされた時、神官であった四足歩行黒蛇がつけた名前。

プライドと名声と綺麗事が大嫌い。生きる糧を得る為、そして世界のありのままの姿を浮き彫りにする為、大阪の街で独り暗躍する。

パンフレット上ではしばしば「(名目上の)主人公を傍観する者」と説明される。創作時の「全ての“俗物”を破壊する鬼神のような存在にしたかった」というコンセプトから、自ら黒幕化したり、特定の組織の支配下に置かれたり、コンピュータなどに利用されたりして「名目上の主人公」を倒そうとする悪役(いわば暗黒騎士)であることが多く、物語のキーパーソンとしての側面も持ち合わせている。

初期3部作での團治郎の愛車はデコトラの「口虚山車(うそだし)」(由来は味の素の「ほんだし」)で、後のアスタロト・カードにあたる花札の「芒に月」を使って召喚していた。モデルは日産ディーゼルが当時製造していた大型トラック・Cシリーズと思われる。ほとんど、第1作に登場したガイバンズのリーダー城島を始めとする「名目上の主人公」を轢いたり破壊光線で撃つなどして暗殺する目的で使われていた。多くの作品で彼が運転する地下鉄車両「UMD-1518」が登場するのは実は第5作から。

桜橋交差点付近にある自分の家「穴蔵」は、実はもともと名門バレエ学校「エコール・ド・シニュー」の旧校舎(高度経済成長の時代に建てられた)であり、長ドスと養父からのお小遣いを持った團治郎がひっそりとその地下スタジオに棲み着いたため、学校は急きょ東京・新宿西口のカメラ屋前に移転する羽目になってしまう(移転先に相応しいテナントがここしかなかったらしい)。なお、この部屋はたまに生贄時代の親友であった籔内徹のために開放しているが、実際には一度も彼本人が現れたことはなく、結果的にぼっち。

学者やマスコミが人間であることを頑なに否定するほどの驚異的な知能(IQ802)を持つ。

武器は月のエネルギーの自然憑依によって様々な能力を使える長ドス「北乃鬼真宗」。背中の巨大な赤いマフラー(本人いわく“毒蛾の羽”)で縦横無尽に自在に空を飛べる。また、傍らに浮かんでいるトランジスタ仕掛けの陰陽玉「翌檜」は腕輪の人工知能「LILAS(リラ)」から指示を送ると相手に向けて妨害電波を発射する。